法律用語の奇妙な読み方
法律の世界では、一般的な言葉を別の読み方で読む奇妙な習慣があります。例えば、兄弟姉妹を「けいていしまい」、競売を「けいばい」、境界を「けいかい」と読みます。初めて民法を学習する方は、座学で学んだ内容を講義で聞いたときに違和感を感じられるのではないかと思います。しかし、これには歴史的な理由があります。現代の法律は明治時代に西洋の法律を研究して作られたわけですが、それ以前にも日本には法制度がありました。律令、公家法、武家法、江戸幕府法では、法律用語は、漢文体の音読みにより理解運用されいたのです。明治時代に新たに法律が作られた時には、日本語に翻訳した法律用語を音読みで、読むという原則が作られ、明治時代以前の読み方が踏襲されました。これが慣習化した結果が、今日の奇妙な法律読みの実態なのです。
2026年01月19日 08:32

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