管理不全空家
少子化高齢化の時代になって、相続等を原因とする空家が増えています。遠方に空家をお持ちの場合ですと、管理することができないまま放置せざるを得ないので、どうしようもない現実があるので困ったものです。堅牢な建物の場合には問題になることはありませんが、老朽化した木造家屋ですと、崩落の危険が生じたりして近隣への被害が予想される場合がでてきます。危険が予想される場合には、市町村役場から所有者宛てに、「管理不全空家」の通知が送られます。これは建物を修理するなり、除去するなりしてくださいというお願いですね。この通知を受けてから一定期間放置しますと、その建物が管理不全空家に認定されて固定資産税が増額される罰則を受けることになります。この罰則は不動産の評価額が小さい場合は、大したことはありませんが、実際に近隣に被害が生じた場合の損害賠償は建物の所有者が負うことになりますので、やはり補修なりしていただく必要があります。また除去する場合には、国又は市区町村から一定の補助金が出ることになっています。このような通知をお受けになった方は、もよりの市町村役場で一度相談されるのがよろしいと思います。
2024年11月21日 08:10
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